研究課題
基盤研究(C)
当科で行った生体肝移植例についてretrospectiveに解析したところ、レシピエントのみならずドナーの遺伝子多型も重要であることが判明した。またレシピエントの遺伝子多型は、予後にまで影響することが示唆された。この遺伝子多型の影響は術後3年経過しても続いていることも示唆された。またangiotensin converting enzyme(ACE)の遺伝子多型がカルシニューリンインヒビター(CNI)による術後腎機能に影響を及ぼしており、ACE遺伝子多型について検討したところD/D群で有意に術後腎障害を起こしていた。これら遺伝子情報をもとに、テーラーメード治療としてCNIの選択を導入した。
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