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2010 年度 実績報告書

エフェクターCD8T細胞のアポトーシス制御による癌免疫療法への応用

研究課題

研究課題/領域番号 20591542
研究機関群馬大学

研究代表者

茂木 晃  群馬大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (10323362)

研究分担者 浅尾 高行  群馬大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (40212469)
持木 彫人  群馬大学, 医学部, 講師 (80312883)
キーワード腫瘍抗原特異的CD8T細胞 / Fas遺伝子変異マウス / Fas-FasL系
研究概要

腫瘍抗原特異的CD8T細胞の活性化誘導細胞死におけるメカニズムの解明を目的として、先ずFas遺伝子変異マウスであるlprマウス、FasL遺伝子変異マウスであるgldマウス、Bcl-2トランスジェニックマウスおよびC57BL/6マウスにEG.7、B16-OVA細胞またはB16F10細胞を皮下接種した。その結果、それぞれのマウスに腫瘍の発生を確認出来たため、経時的に腫瘍径を測定するとともに腫瘍局所の浸潤リンパ球、所属リンパ節または脾臓細胞における抗原特異的CD8T細胞の動態をテトラマーによる染色によって、現在検討を進めている。
抗原特異的CD8T細胞の活性化誘導細胞死に関与するFasまたはFasLの発現分布の解析を行う目的で、OT-Iマウス(Ly5.1+)とlprマウス、gldマウスまたはBcl-2 Tgマウスを戻し交配し、Fas遺伝子変異OT-Iマウス、FasL遺伝子変異OT-IマウスまたはBcl-2過剰発現OT-Iマウスの作製を試みているが、現在、作成されたマウスの形質を随時確認中である。また、Fas遺伝子変異OT-I細胞または正常OT-I細胞を正常マウスまたはFas遺伝子変異マウスに経静脈的に移入し、キメラマウスの作製を試みている。
抗Fas抗体投与による抗原特異的CD8T細胞の活性化誘導細胞死抑制効果の検討
腫瘍抗原特異的CD8T細胞の活性化誘導細胞死にFas-FasL系が重要であることが示唆されており、in vivoにFasのシグナルをブロックし、抗原特異的CD8T細胞の長期の生存が可能か検討する予定である。現在、B16F10細胞をマウスに皮下接種し活性化誘導細胞死が起こる前後に抗Fas抗体またはコントロール抗体を腹腔内投与を行うpilot studyを進めており、実験系の確立を目指している。

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公開日: 2012-07-19  

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