研究課題/領域番号 |
20591545
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
山野井 彰 島根大学, 医学部, 講師 (70281152)
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研究分担者 |
山本 徹 島根大学, 医学部, 助教 (10467714)
比良 英司 島根大学, 医学部, 助教 (80457192)
佐藤 崇 島根大学, 医学部, 助教 (40437546)
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キーワード | HIF-1α / 肝再生 / lysil oxidase / 低酸素障害 / 肝細胞がん / 活性酸素 |
研究概要 |
「研究の目的」 ヒト腫瘍組織でのHIF-1αの発現制御におけるLOXの役割を、UPCの関与と血管新生因子の観点から明らかにし、癌細胞の局所浸潤や転移形成に与える分子メカニズム的影響とともにその臨床的意義を明らかにする。 低酸素環境下での培養癌細胞株におけるHMGB1産生とRAGE発現変化の分子機構を、その転写補助、転写抑制因子などとともに明らかにし、腫瘍細胞の血管新生に関与する増殖因子やサイトカインの誘導におよぼす影響をUPCの発現とHIF-1αの安定化と関連付け、その分子機構を明らかにする。 大量肝切除後の一過性虚血状態におけるHMGB-1の誘導が、類洞内皮再構築に及ぼす分子メカニズムを、LoxやUCPの発現とHIF-1α安定化の観点から明らかする 「研究の進捗状況」 ヒト腫瘍組織を材料とした研究では、手術摘出された標本の一部を凍結し、一連の研究に用いることのできるよう保存処理を行った。さらに、原発臓器別、あるいは原発・転移巣別にHIF-1α発現の差異を検討するための免疫組織染色を行った。 腫瘍組織内で産生される活性酸素はプロリン水酸化酵素活性を低下させ、HIF-1αを安定化させると考えられるので、UPCとの関連を検討している。 肝切除の一過憔虚血状態下での肝再生の研究については、研究分担者の異動によりその進捗は芳しくないが、平成21年度の研究では、実験方法の見直しによりHIF-1αと特にLoxの関連に焦点をあてて研究を継続する予定である。
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