研究課題
基盤研究(C)
Wnt受容体のひとつFZD10は細胞膜蛋白であり、正常重要臓器での発現は殆ど認められないため、FZD10を標的にした新しい治療法(抗体療法)の開発を進めてきた。正常大腸粘膜、大腸腺腫、大腸癌(原発巣および肝転移巣)におけるFZD10の発現を検討したところ、正常大腸粘膜と正常肝組織での発現は認められず、原発巣および転移巣の大腸癌細胞に特異的にFZD10発現を認めた。大腸癌進展においてFZD10が関与していることを示唆しており、さらにFZD10が大腸癌治療(特に肝転移に対する治療)に有望な標的遺伝子であることが分かった。
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