研究課題
基盤研究(C)
腹腔鏡手術の低侵襲性を検証した。1.ブタ気腹モデルでは、門脈圧の上昇、肝血流量の減少を認め、組織学的に肝組織の障害を認めた。腹腔鏡手術においては、これらの肝機能障害に注意する必要があると考えられた。2.ラット気腹モデルで術後癒着形成は抑制され、癒着形成に重要なPlasminogen activator inhibitor-1 (PAI-1)の血中、腹水中の活性、大網中のmRNAレベルは減少した。ヒト手術検体でも腹腔鏡手術症例のPAI-1は抑制されており、腹腔鏡における癒着抑制はPAI-1の転写因子レベルでの抑制が関与することが示唆された。
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Surgical Endoscopy 24(7)
ページ: 1693-1700