研究課題
骨髄幹細胞は様々な組織の細胞に分化または融合することが知られている.Fumarylacetoacete hydrolase欠損マウス(遺伝性高チロシン血症I型モデル)は、効率よく骨髄細胞が肝細胞と融合するモデルで、30〜50%の肝細胞が骨髄細胞と細胞融合すると報告された。遺伝性疾患においては、細胞融合することにより、融合した細胞内に正常の遺伝情報を導入することになるため、遺伝性疾患においては骨髄細胞と肝細胞の細胞融合が高確率でおこると考えられる。我々はLong-Evans Cinnamon(LEC)ラット(Wison病モデル)において、骨髄細胞と肝細胞が細胞融合することを報告した。出生直後のLECラットに骨髄細胞を投与すると、骨髄細胞の性質(GFP陽性)も持った細胞が出現することを確認している。しかし、この細胞がどのような長期経過をたどり、レシピエント自体がどのような長期経過を取るのか評価する必要がある。そこで、骨髄細胞移植後3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、12ヶ月、15ヶ月、18ヶ月、21ヶ月、24ヶ月と3か月ごとにタイムポイントを設定し、それぞれにおける肝臓に占めるGFP陽性範囲の割合を、全割した組織標本上で面積として算出した。さらに、全肝細胞に占める割合(GFP陽性肝細胞数/肝細胞数)を算出した。
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