• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

新規遺伝子改変マウスにおけるWee1遺伝子の膵発癌への関与とその臨床的意義

研究課題

研究課題/領域番号 20591630
研究機関九州大学

研究代表者

冨永 洋平  九州大学, 大学院・医学研究院, 特任講師 (90304823)

研究分担者 永井 英司  九州大学, 大学院・医学研究院, 准教授 (30264021)
キーワードノックアウトマウス / 膵臓がん / microdissection / Wee1 / 細胞周期 / G2 / Mチェックポイント
研究概要

当該年度は、real-time RT-PCRを使用したWee1mRNA発現の定量の系を作製した。増幅される領域が狭いので、パラフィン標本を含めた殆ど全てのサンプルでWee1mRNAを定量することが可能になった。これまでに当教室が有する膵臓がんより樹立した14種類の細胞株を使用して、Wee1mRNAの量を定量した。今の所、正常細胞のmRNAの発現のレベルと比較して、明らかな差は認めていない。
これまでに当教室に保存しているヒト膵癌のパラフィン標本より、microdissection法にて癌組織を切り出して、Wee1mRNAを定量する。これにより、Wee1mRNAの発現と予後、悪性度、ステージ等を比較して、膵臓癌とWee1との関連を明らかにしていく。
また、これまでにヒトの肺がんにおいて、Wee1の蛋白質レベルの発現は、悪性度と関連がある報告(Ann Oncol.2004;15(2):252-6)がある。我々も膵臓がんにおいて、Wee1の抗体をパラフィン標本に使用して、発現レベルを検討してゆく予定である。
また、ノックアウトマウスの実験系は、現在遺伝子タイピングの系を作製中であるが、米国から輸入予定のマウスは、九州大学医系キャンパスのアニマルセンターの改築等のために、計画が遅れている。今年度は導入、交配し、研究可能な個体数を増加していくと共に正常マウスを使用して先に解析系を作成していく。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Antagonistic Regulation of Cell-Matrix Adhesion by FosB and deltaFosB/delta2deltaFosB Encoded by Alternatively Spliced Forms of fosB Transcripts2008

    • 著者名/発表者名
      Olinishi Y, Tominaga Y(6番目)
    • 雑誌名

      Molecular Biology of the Cell 19

      ページ: 4717-4729

    • 査読あり
  • [学会発表] Murine Weel plays a critical role in cell cycle regulation and pre-implanatation stages of embryonic development2008

    • 著者名/発表者名
      冨永 洋平
    • 学会等名
      日本癌学会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      2008-10-28

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi