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2010 年度 研究成果報告書

新規遺伝子改変マウスにおけるWee1遺伝子の膵発癌への関与とその臨床的意義

研究課題

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研究課題/領域番号 20591630
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関九州大学

研究代表者

冨永 洋平  九州大学, 医学研究院, 特任講師 (90304823)

研究分担者 永井 英司  九州大学, 医学研究院, 准教授 (30264021)
大内田 研宙  九州大学, 医学研究院, 客員助教 (20452708)
研究期間 (年度) 2008 – 2010
キーワード膵臓外科学 / 膵癌 / 細胞周期
研究概要

我々は、膵癌細胞株を用いて、細胞周期でのG2M checkpointの制御に関与するWee1遺伝子の発現解析を行い、正常膵上皮細胞株に比較して、膵癌細胞株においてWee1遺伝子の発現が増強していることを示した。また、ヒト膵癌切除組織より採取した正常膵組織および癌組織を用いたWee1蛋白の発現解析を免疫染色法にて行い、正常膵組織においてはWee1蛋白発現は認めず、膵癌組織の25.5%(13/51例)において発現していることを示した。しかし、膵癌組織においてWee1(+)群とWee1(-)群におけて臨床組織学的特徴の統計学的解析を行ったが、TNM分類、UICC stage、Histologic grade 、Residual tumor category すべての項目において統計的有意差は認められなかった。Wee-1(+)群とWee-1(-)群で、Overrall survival、Disease free survivalの差も認められなかった。以上の結果より、Wee1遺伝子の膵癌における発現を確認できたが、Wee1遺伝子単独の発現レベルは、臨床病理学的な所見と相関するものはなく、その機能は,他の分子との相互作用により働くものと考えられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] ホームページ等

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公開日: 2012-01-26   更新日: 2016-04-21  

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