歯周病菌による脳梗塞増悪のメカニズム解明

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20591683
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 脳神経外科学
• 研究機関: 浜松医科大学
• 研究代表者: 外村 和也 浜松医科大学, 医学部・薬理学, 特任助教 (90436965)
• 研究分担者: 梅村 和夫 浜松医科大学, 医学部・薬理学, 教授 (40232912)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: 脳梗塞 / 脳出血 / 口腔内細菌 / う蝕 / 歯周病 / 全身疾患

研究概要

脳脳出血モデル動物に口腔内細菌を投与した。そして24時間後に麻酔下で生理食塩液による灌流を行い、動物を解剖した。そして厚さ1mmの脳切片を作製し、脳出血面積をコンピュータ解析した。一般的なう蝕菌およびコラーゲン結合タンパクを有するう蝕菌を投与し、脳梗塞時の脳出血に影響を与える菌を検討した。
その結果、コラーゲン結合能を有する口腔細菌が脳出血を増悪するという結果が得られた。

研究成果

• [雑誌論文] 動脈瘤を引き起こす歯周病菌の解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 外村和也、梅村和夫
  • 雑誌名: Oral Dis 17 ページ: 370-378
  • 査読あり
• [雑誌論文] ここまでわかった口腔細菌による全身疾患:最新の研究と臨床治験 (2011)
  • 著者名/発表者名: 外村和也、梅村和夫
  • 雑誌名: Jpn J clin Pharmacol ther 42 ページ: 69-70
• [雑誌論文] 口腔細菌の感染による血管過形成の分子解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 外村和也、梅村和夫
  • 雑誌名: Journal of Periodontal Research 45 ページ: 337-344
  • 査読あり
• [雑誌論文] 口腔細菌が循環器疾患に関わる-分子レベルから臨床まで- (2010)
  • 著者名/発表者名: 外村和也、梅村和夫
  • 雑誌名: J Pharmacol Sci 113 ページ: 110-114
  • 査読あり
• [学会発表] ここまでわかった口腔細菌による全身疾患:最新の研究と臨床治験 (2010)
  • 著者名/発表者名: 外村和也、梅村和夫
  • 学会等名: 日本臨床薬理学会
  • 発表場所: 京都国際会議所(京都)
  • 年月日: 2010-12-02
• [学会発表] 脳梗塞治療2つのアプローチ (2010)
  • 著者名/発表者名: 外村和也、梅村和夫
  • 学会等名: 第84回日本薬理学会年会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2010-03-24
• [学会発表] 口腔細菌、S.mutansは脳出血を増悪させる (2009)
  • 著者名/発表者名: 外村和也、梅村和夫
  • 学会等名: 日本脳循環代謝学会
  • 発表場所: 千里ライフサイエンスセンター(大阪)
  • 年月日: 2009-11-19
• [備考] ホームページ等
• [産業財産権] 高病原性口腔細菌による腸炎誘発原因分子の産生とその高感度検出法 (2010)
  • 発明者名: 外村和也、梅村和夫
  • 権利者名: 外村和也、梅村和夫
  • 産業財産権番号: PCT2438HI
  • 出願年月日: 2010-03-03
• [産業財産権] 高病原性口腔細菌の好感度検出法 (2009)
  • 発明者名: 外村和也、梅村和夫
  • 権利者名: 外村和也、梅村和夫
  • 産業財産権番号: 特願2009-88239
  • 出願年月日: 2009-03-31