研究課題
基盤研究(C)
ラットの正常脳の感覚運動野を慢性的に電気刺激することにより中枢神経系のアストロサイトとニューロンの両方ともに活動ないしは活性が亢進する変化が確認された。その変化は8週間後にまで及んだ。アストロサイトの平均面積は、対照個体に比較して有意(p<0.05)に増加していた。また、100μm^2以上の巨大な活性化アストロサイトの出現も少数ながら認められた。これらの結果は、ラットにおける感覚運動野の慢性電気刺激が脳の可塑性を引き起こすことを示唆している。ヒトの臨床における大脳皮質運動野刺激もの効果発現には、本実験結果に示されたような可塑的な変化が関わっている可能性がある。
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