研究課題/領域番号 |
20591738
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
若林 良明 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (00431916)
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連携研究者 |
伊藤 聡一郎 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (10242190)
榎本 光裕 東京医科歯科大学, 医歯学総合研究科, 寄付講座講師 (90451971)
四宮 謙一 東京医科歯科大学, 医歯学総合研究科, 名誉教授 (20111594)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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キーワード | 神経再生 / 低分子G蛋白質 / 末梢神経 / 組換えアデノウイルス |
研究概要 |
本研究では、細胞死や軸索伸長に関与する低分子Gタンパク質のRhoおよびRac活性を組換えアデノウイルスを用いて制御することで末梢神経再生の促進を細胞培養と動物モデルで検討した。ラット後根神経節を用いた培養実験では、RhoとRac活性の両者を抑制するdominant negative typeの組換えアデノウイルスを感染させることで神経突起の伸長を認めた。また、ラット坐骨神経切断モデルを用いて神経近位断端に同ウイルスを感染させて人工チューブで架橋すると、8週後にはチューブ内に電気生理学的に機能を有する再生神経を認め組織学的にも確認できた。ウイルスは、神経線維よりもミエリンを作るシュワン細胞に多く局在しており神経再生にシュワン細胞でのRho、Racの働きが重要であることを示唆している。
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