研究課題/領域番号 |
20591748
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
宮木 孝昌 東京医科大学, 医学部, 准教授 (20157598)
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研究分担者 |
寺山 隼人 東京医科大学, 医学部, 助教 (00384983)
伊藤 正裕 東京医科大学, 医学部, 教授 (00232471)
内藤 宗和 東京医科大学, 医学部, 助教 (10384984)
平井 宗一 東京医科大学, 医学部, 助教 (70516054)
青田 洋一 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (40363824)
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キーワード | 側彎 / 骨成長 / 動物モデル / 脊柱変性 / 骨成長速度 / 松果体 |
研究概要 |
我々は松果体摘出による側彎症モデルにおける骨成長様式を観察する目的で、脊椎を蛍光標識し単位時間あたりの軟骨終板の成長を検証する。最終年度である今回は実際、コントロール群と松果体摘出群の骨成長を比較し、前々および前年度で決定した条件に従って実験を行った。コントロール群20羽(♂♀10羽づつ)と松果体摘出を施行した20羽(♂♀10羽づつ)を用い、松果体摘出術は孵化後3日目にエーテル麻酔下に行った。摘出方法はThillardの方法(Thillard 1959)に準ずる。生後3日目にテトラサイクリン(20mg/kg)を7日目にCalcein(10mg/kg)を投与し,9日目に屠殺した。脊椎の高位は最も変形が顕著とされるT7-L1高位とした(Cheung KMC 2003)。脊椎を摘出し70%Ethanol灌流し浸漬固定後、Epon-Aralditeに包埋し、非脱灰標本を作製した。Villanueva染色非脱灰標本を作製し、鏡検した。結果、雛松果体摘出モデルにおける側彎発生前の骨形態計測により椎体の内軟骨性骨化障害と膜性骨化の抑制が発生することが確認された。内軟骨性骨化にメラトニンは必須であり、メラトニンの欠損は内軟骨性骨化を抑制することを発見した。
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