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2008 年度 実績報告書

軟骨肉腫の浸潤・転移における転写因子KLF5の役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20591750
研究機関東京大学

研究代表者

篠田 裕介  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (80456110)

研究分担者 河野 博隆  東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (20345218)
門野 夕峰  東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (70401065)
小林 寛  東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (20407951)
キーワードKLF5 / 軟骨肉腫 / MMP9 / 局所浸潤 / 転移
研究概要

【軟骨肉腫症例におけるKLF5及びMMP-9発現と臨床像との相関の検討】
これまでに蓄積された軟骨肉腫症例材料及び新規受診症例からの凍結保存組織、パラフィン包埋ブロックあるいは組織切片(プレパラート)を用いて、免疫組織学的手法およびRT-PCR,in situ hybridizationによってKLF5及びMMP-9発現レベルをmRNAレベル、蛋白レベルで定量化し評価をしている。また、症例毎に組織採取時の臨床情報(1.年齢、性別2.病期 3.組織学的悪性度 4.生命予後 5.局所再発の有無 6.転移の有無)を記録している。現在の所、KLF5及びMMP-9発現レベルと、軟骨肉腫の局所浸潤・転移との相関関係は明らかではない。
【KLF5強制発現およびノックダウン軟骨肉腫細胞株の樹立】
東京大学医学部附属病院の倫理委員会からの許可および患者様からの文書による研究協力へのインフォームドコンセントを得た上で、軟骨肉腫症例の切開生検、広範切除術あるいは肺転移切除の実施時に採取される組織を用いて、不死化能獲得細胞を選別する方法である3T3 methodを使用して、独自の細胞株の樹立を試みている。得られた細胞株が腫瘍としての性質を維持していることを細胞形態、増殖能(不死化)、足場依存性喪失の評価を行って確認しているが、現在のところ、細胞株の樹立には成功していない。細胞株の樹立に成功したら、今後、市販されている軟骨肉腫由来の細胞株とともに、細胞培養系の研究材料として用いるほか、ヌードマウスへの移植を試み、生体内における機能解析の材料として使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Kroppel-like factor 5 causes cartilage degradation through transactivation of matrix metalloProteinase 9.2008

    • 著者名/発表者名
      Yusuke Shinoda, et al.
    • 雑誌名

      J Blol Chem 283

      ページ: 24682-24689

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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