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2010 年度 実績報告書

膝靭帯再建術における正常の骨ー靭帯移行部再現に必要な術式および生物活性物質の研究

研究課題

研究課題/領域番号 20591769
研究機関久留米大学

研究代表者

副島 崇  久留米大学, 医学部, 講師 (90279208)

研究分担者 永田 見生  久留米大学, 医学部, 教授 (50140687)
キーワード靭帯再建術 / 器官形成 / 内軟骨骨化 / 組織学的変化 / コラーゲン / Sox-9 / 骨靭帯移行部
研究概要

1) 胎児期発生過程における骨-靭帯移行部の組織学的検証
胎児期の軟骨原基からACL/PCLが独立していく過程での骨靭帯移行部の変化を妊娠週数ごとに免疫組織学的に観察した一連の研究に、N-100蛋白,TGF-β, BMP, Noggin, Sox-9の発現を確認する追加実験を行った。その結果、Sox-9の発現と肥大軟骨細胞~靭帯細胞の双方に分化可能な細胞が重要な役割を演じていると考えられた。この追加実験の結果は2010年6月のESSKAにて発表した。
2) 骨孔法によらない骨-移植腱固定法の確立と組織学的検証
骨孔をあけずに、靱帯付着部の皮質骨のみを除去し、そこへ移植腱を圧迫固定する独自のmultiple pullout法に、コラーゲンスポンジを担体としてSox-9の導入を試みた。その結果、導入前よりも軟骨性の接着部位が増加はしたが、極めて限定的でありいまだ不十分と思われた。正常の4層構造も構築する事はできなかった。そこで、次に、肥大軟骨細胞~靭帯細胞の双方に分化可能な細胞として、骨髄間葉系細胞の導入を計画し、骨髄細胞の培養増殖実験を行った。現在、骨髄細胞の安定的な培養増殖が可能となったので、本年度より、導入実験を試みる予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Relationship between thickness of the anteromedial bundle an thickness of the posterolateral bundle in the normal ACL.2011

    • 著者名/発表者名
      Michihiro Katouda
    • 雑誌名

      Knee Surg Sports Traumatol Arthrosc

      巻: Feb 8 ページ: Online First

    • 査読あり
  • [学会発表] Immunohistological changes of the tibial insertion site of anterior cruciate ligament in the organogenetic period of the rat2010

    • 著者名/発表者名
      Megumi Noyama
    • 学会等名
      14th ESSKA Congress 2010
    • 発表場所
      Oslo, Norway
    • 年月日
      2010-06-09

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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