研究課題/領域番号 |
20591769
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
|
研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
副島 崇 久留米大学, 医学部, 講師 (90279208)
|
研究分担者 |
永田 見生 久留米大学, 医学部, 教授 (50140687)
|
研究協力者 |
村上 秀孝 久留米大学, 医学部, 講師
金澤 知之進 久留米大学, 医学部, 助教
加藤 田倫宏 久留米大学, 医学部, 助教
田渕 幸祐 久留米大学, 大学院, 大学院生
野山 めぐみ 久留米大学, 大学院, 大学院生
|
研究期間 (年度) |
2008 – 2011
|
キーワード | 膝 / 靭帯 / 再建術 / 骨.靭帯移行部 / ACL / PCL |
研究概要 |
胎生期から出生後にかけての器官形成期におけるラット正常靭帯付着部の免疫組織学的検索より、靭帯付着部構造は、胎生期にI型コラーゲンを産生する靭帯細胞とII型コラーゲンを産生する骨端軟骨細胞に完全に二極化するが、出生後、境界部では双方の細胞が繊維方向に規則的に配列し、Sox9の発現とともに靭帯細胞の一部は軟骨細胞様に、軟骨細胞の一部は靭帯細胞様に変化しているようであった。(2)骨孔を無くし、骨皮質のみを研磨し移植腱を直接圧着固定させるように靭帯再建術を変更すると、付着部は繊維性固着様式ではあるが、錨着繊維の方向が力学的方向と一致するようになった。(3)靭帯細胞と軟骨細胞の双方に分化能力のある骨髄由来間葉系幹細胞と、(1)でKey factorの一つと考えられたSox 9を、(2)で確立した靭帯再建術にそれぞれ導入すると、一部の個体で正常靭帯付着部によく似たII型コラーゲンの層を介した軟骨性付着部構造を呈した。
|