一昨年作成したGadd45beta transgenic miceのgadd45beta発現が、蛋白レベルで確認できなかったため、新たにplasmidを作成し、再度動物作成作業を行った。 Gadd45betaは分子量が18kDWestern blottingでの検出も抗体の限界があり検出困難なため、マーカーとしてHAを挿入したplasmidを作成した。 一方、並行して行ってきたin vitroの研究から、 Gadd45betaとC/EBPbetaが協調してCOIX遺伝子発現調節をしていることを明らかに出来たため、 C/EBPbeta transgenic miceも同時に作成し、両miceの交配によりgadd45beta/C/EBPbeta double transgenic miceの作成を急いでいる。 Tet-off COMP miceは作成終了した。この動物のtail tissueから、初代培養を作成し細胞を回収、 RT-PCRにてCOMPの発現を確認中である。 これらの両trangenic miceはともに、 COMP promoterとTet-off systemを採用しており、発生14日目の内軟骨骨化部位と、成獣の関節軟骨での強制発現を行いたいと考えている。 また、 in vitroの研究から、 C/EBPbetaのリン酸化を介してGadd45betaが機能していることを確認した。
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