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2010 年度 研究成果報告書

吸入麻酔薬が心リズムとイオンチャネルに及ぼす影響に関する基礎的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20591796
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関旭川医科大学

研究代表者

鈴木 昭広  旭川医科大学, 医学部, 講師 (30292121)

研究期間 (年度) 2008 – 2010
キーワード蘇生学
研究概要

本邦でよく用いられる吸入麻酔薬セボフルランが心筋リズムを構成するイオンチャネルである一過性外向きKチャネル電流、slow型遅延整流Kチャネル電流に及ぼす影響を調査した。ラットを用いた研究の結果、セボフルランは一過性外向きKチャネル電流をpeak電流(ITOpeak)とsustained電流(ITOsus)に二分して影響を調べたところ、セボフルランは両者を濃度依存性に抑制し、活動電位を延長させる方向に作用することが明らかとなった。また、slow型遅延整流Kチャネルに関しては、チャネル構成タンパクであるKCNQ1,およびKCNE1のcDNAをマウス由来のHEK細胞に発現させて影響を調査した。セボフルランは濃度依存性にチャネル電流を抑制し、その抑制は一過性外向きK電流よりも大きかった。これらのことから、セボフルランがKチャネルと抑制することにより活動電位を延長させ、III群抗不整脈薬のような作用をもたらす可能性が示唆された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 吸入麻酔薬が遅延整流Kチャネルに及ぼす影響の調査~タンパク発現マウスHEK細胞を用いて~2010

    • 著者名/発表者名
      鈴木昭広、丹保亜希仁、相沢圭、菊地千歌、岩崎寛
    • 学会等名
      日本臨床麻酔学会
    • 年月日
      20100000
  • [備考] ホームページ等

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公開日: 2012-01-26   更新日: 2016-04-21  

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