研究課題
In vitro :SD系雄性ラット大脳皮質、橋より従来の申請者らの方法に従って作製したスライス標本にニューロペプタイドS(NPS)を灌流、ノルアドレナリン、アセチルコリン、ヒスタミン、グルタミン酸の放出をHPLC、ELISAで測定したが有意な変化を認めなかった。In vivo :SD系雄性ラットにおいてNPS(0.1, 1.0, 10.O nmol icv)はケタミン(100mg/kg)の麻酔時間を有意に短縮させた。更にケタミン(100mg/kg)を用いた麻酔において。麻酔前後の睡眠を連続7日間記録しその変化を検討した。各時間毎にラットの意識状態を睡眠研究で幅広く用いられている基準、覚醒、ノンレム(NREM)睡眠、レム(REM)睡眠に分類した。各意識状態の判定の診断基準は、覚醒は高周波低電位の脳波所見と粗大な体動の表出、ノンレム睡眠は低周波高電位の脳波見と体動の欠如、レム睡眠は高周波低電位の脳波所見と体動の欠如である。麻酔後に睡眠が変化する事が判明した。ケタミン麻酔後1日目よりNREM睡眠が対照値より一過性に増加した。REM睡眠は減少した。オレキシンはこの効果を減弱した。
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Neurosci Lett 440(3)
ページ: 275-279