グルタミン酸受容体作動薬の脳微小血管およびAQP-4に与える影響に関する検討

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20591799
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 麻酔・蘇生学
• 研究機関: 岐阜大学
• 研究代表者: 大畠 博人 岐阜大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (60311700)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: グルタミン酸受容体作動薬 / AMPA / 脳微小循環 / AQP-4 / 高二酸化炭素血症 / ラット

研究概要

グルタミン酸受容体は生体内の情報伝達に関与しており、とくにAMPA型受容体はニューロンにおける神経活動の興奮をアストロサイトに伝達し、脳細動脈の拡張に関与している。麻酔薬によるこの影響とまた脳浮腫の形成に関与するAQP-4の局在に与える影響をラットを用いて検討した。AMPAによる脳血管拡張反応は麻酔薬により異なった反応を示したが、AQP-4の局在には影響を与えないことを示唆する結果を得た。

研究成果

• [雑誌論文] Onset of pulmonary ventilation in fetal sheep produces pial arteriolar constriction dependent on cytochrome p450 ω-hydroxylase activity. (2010)
  • 著者名/発表者名: Ohata H, Gebremedhin D, Narayanan J, Harder DR, Koehler RC.
  • 雑誌名: J Appl Physiol 109 ページ: 412-417
  • 査読あり
• [雑誌論文] Role of nitric oxide in cerebrovascular reactivity to NMDA and hypercapnia during prenatal development in sheep. (2008)
  • 著者名/発表者名: Harris AP, Ohata H, Koehler RC.
  • 雑誌名: Int J Dev Neurosci. 26 ページ: 47-55
  • 査読あり
• [学会発表] 抗NMDA受容体脳炎患者の卵巣奇形腫摘出術の麻酔管理 (2010)
  • 著者名/発表者名: 大畠博人, 飯田祐子, 鬼頭和裕, 河村三千香, 山下実華, 太田宗一郎
  • 学会等名: 日本麻酔科学会第57回学術集会
  • 発表場所: 福岡
  • 年月日: 2010-06-03
• [学会発表] 亜酸化窒素の利点・欠点 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大畠博人, 長瀬清, 土肥修司
  • 学会等名: 日本麻酔科学会第55回学術集会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2008-06-13
• [備考] ホームページ等