研究課題/領域番号 |
20591802
|
研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
瀬戸 倫義 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (10335177)
|
研究分担者 |
尾崎 将之 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (50389459)
川人 道夫 滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (20378467)
野坂 修一 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (80237833)
|
キーワード | KcsA / 平面膜法 / alcohol / ドッキングシミュレーション / 麻酔薬結合部位 / 麻酔メカニズム |
研究概要 |
1.測定制御/信号処理ソフトウエアpClanp9(Molecular Device, USA)およびコンピューターハードウェアの更新を行った。 2.平面膜法の測定に適するAxonpatch 200Bの測定パラメータを見つけた。(瀬戸) 3.ファラデー箱前面の静電シールドを設置し、測定操作と顕微鏡観察ができるようになった。(瀬戸) 4.測定セルに用いるテフロンシートに100micrometer程度の穴をあけるが、再現性が不確実であった。再現性を確実にするためにマセライトSP製(セラミック)の隔壁を設計し、DOPE/DOPG膜を張った。その結果、漏れ電流が多大で、測定に適さなかった。今後、セラミック隔壁の表面疎水性処理を考慮する必要があると考えた。(瀬戸) 5.顕微鏡観察下の操作でテフロン隔壁にDOPE/DOPG膜を確実に張れるようになった。 6.膜の浮遊容量の測定プロトコールを考案し単分子膜形成が確実に検出できるようになった。(瀬戸) 7.KcsAを用いて1分子開閉を電流変化で測定したが、KcsAが平面膜に融合せずKcsAの一分子計測はできなかった。今後、融合の条件を探索する必要がある。KcsAのチャンネル挙動か計測されていない点は今後の研究に持ち越される。(瀬戸、尾崎) 8.CM-1擬似チャンネルを用いて、擬似1分子開閉データを取得し、開閉率、平均開閉時間の解析処理を行い、データー取得、解析が確実に行われることを確認した。
|