研究概要 |
オワンクラゲの緑色蛍光色素であるGreen fluorescent protein(GFP)を5'端に癒合したα2Aアドレナリン受容体サブタイプを発現した遺伝子改変マウスのホモ体の機能解析を行った。 まず作成した脳切片を蛍光顕微鏡にて観察し、fusion proteinが脳内、特に青斑核に強く発現していることを確認した。 次に全脳を用いたデクスメデトミジンによる受容体結合実験にて、野生体、ホモ体のBmax値(fmol/mg protein)は、それぞれ509, 417で、Kd値(nM)はそれぞれ、1.33, 0.81であり、遺伝子改変マウスと野生体の間に有意差はなかった。 以上の結果から、次年度はレーザー照射の条件設定を行うことができる。
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