デコイ型核酸の遺伝子導入による神経因性疼痛の病態解明と治療法の開発

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20591829
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 麻酔・蘇生学
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 阪上 学 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (70379254)
• 研究分担者: 井上 隆弥 大阪大学, 大学院・医学系研究科, 寄附講座助教 (00335358)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: 神経障害性疼痛 / グリア

研究概要

慢性疼痛動物モデルにL5脊髄神経絞扼ラットを用い、HVJ-liposome法を利用してデコイ型核酸NF-kBを脊髄腔内に投与し、マイクログリア、アストロサイト等の活性化メカニズムと痛覚過敏との関与を検討する。脊髄レベルでの蛋白質の変化、温熱刺激や機械的刺激に対する疼痛反応を観察することで慢性疼痛におけるNF-kBの役割を明らかにする。

研究成果

• [雑誌論文] CRPSの診断とその対処法 (2010)
  • 著者名/発表者名: 阪上学
  • 雑誌名: 日本医師会雑誌 138(12) ページ: 2540-2541
• [雑誌論文] 当院における脊髄障害性疼痛症例の検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 植松弘進、井上隆弥、阪上学
  • 雑誌名: PAIN RESEARCH 25(1) ページ: 19-25
  • 査読あり
• [雑誌論文] 難治性疼痛、とくにCRPSの診断と治療 (2010)
  • 著者名/発表者名: 柴田政彦、阪上学
  • 雑誌名: 自律神経 47(1) ページ: 24-46
• [学会発表] 経過観察中の過剰な訴えがさ病によるものと判明したCRPSの一症例 (2010)
  • 著者名/発表者名: 阪上学
  • 学会等名: 日本ペインクリニック学会(招聘講演)
  • 発表場所: 京都府京都市
  • 年月日: 2010-07-02
• [学会発表] 大阪大学医学部附属病院 疼痛医療センターこれまでの歩み (2009)
  • 著者名/発表者名: 阪上学
  • 学会等名: 日本ペインクリニック学会
  • 発表場所: 愛知県名古屋市
  • 年月日: 2009-07-18
• [学会発表] 当科に紹介された小児CRPS3症例の検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 阪上学
  • 学会等名: 日本ペインクリニック学会
  • 発表場所: 愛知県名古屋市
  • 年月日: 2009-07-17
• [図書] 神経障害性疼痛 複合性局所疼痛症候群(CRPS) (2011)
  • 著者名/発表者名: 阪上学
  • 出版者: 克誠堂出版株式会社
• [図書] 複合性局所疼痛症候群 CRPS(Complex Regional Pain Syndrome) (2009)
  • 著者名/発表者名: 阪上学
  • 総ページ数: 250
  • 出版者: 真興交易株式会社医書出版部
• [備考] ホームページ等
  • URL: http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/anes/www/pain/index.html