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2008 年度 実績報告書

間質性膀胱炎の遺伝子発現解析とバイオマーカーの検討

研究課題

研究課題/領域番号 20591876
研究機関信州大学

研究代表者

西沢 理  信州大学, 医学部, 教授 (60091815)

研究分担者 井川 靖彦  信州大学, 医学部, 准教授 (40159588)
田辺 智明  信州大学, 医学部附属病院, 助教 (30293525)
キーワード間質性膀胱炎 / 遺伝子発現 / バイオマーカー
研究概要

間質性膀胱炎 (IC) は、現在のところ明確な病因は特定されていない。潰瘍型IC患者の生検膀胱粘膜を分子生物学的に解析することにより、その病因および診断方法としての特異的バイオマーカーの探索を行ってきた。膀胱粘膜の生検サンプルよりTotal RNAを抽出し、DNAマイクロアレイを用いて網羅的遺伝子発現プロファイルを取得した。さらにGene Springを用いて発現変動遺伝子を抽出した後、Ingenuity Pathway Analysisでネットワーク解析を行った。遺伝子の発現の有為な変動を認めたものは定量的RT-PCRで追加検討を行った。その結果潰瘍型IC群で564遺伝子がコントロール群と比して有意に変動していた。うち膀胱粘膜上皮細胞のマーカー (KRT20、Uroplakin Ia, Ib) 、間質性膀胱炎のマーカー候補遺伝子 (HB-EGF) で遺伝子発現の減少を認め、細胞間シグナルと相互作用に関する遺伝子群の増加を認めた。これらはRT-PCRにおいても同様の結果であった。以上よりこれらの変動遺伝子は間質性膀胱炎のマーカー遺伝子の候補となる可能性があるものと考えられる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 潰瘍型同質性膀胱炎患者の膀胱尿路上皮における遺伝子発現プロファイルの検討2009

    • 著者名/発表者名
      小川輝之, 今村哲也, 関聡, 井川靖彦, 西澤理, 本間俊樹, 赤羽敏, 本間之夫
    • 学会等名
      第18回泌尿器科・分子細胞研究会
    • 発表場所
      鹿児島
    • 年月日
      20090213-20080214

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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