研究概要 |
対象は潰瘍型間質性膀胱炎(IC)患者の9例と対照群の9例とし,採取した膀胱粘膜からTotal RNAを抽出し,DNAマイクロアレイを用いて,遺伝子発現を検討した。IC患者群と対照群と比べると389遺伝子が対照群で発現量が多く,175遺伝子がIC患者群で発現量が多かった。Ingenuity Pathway Analysisによるネットワーク解析では細胞間の情報伝達・相互作用が優位に認められた。定量的RT-PCRによる検討ではICにおいてCXCR3関連ケモカイン遺伝子の増加を認められ,バイオマーカーとして有用である可能性が示唆された。
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