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2009 年度 実績報告書

心理ストレス反応に起因する中枢性性機能障害におけるメラノコルチン系の役割

研究課題

研究課題/領域番号 20591895
研究機関福井大学

研究代表者

三輪 吉司  福井大学, 医学部附属病院, 講師 (10209968)

研究分担者 横山 修  福井大学, 医学部, 教授 (90242552)
伊藤 秀明  福井大学, 医学部, 助教 (00345620)
松田 陽介  福井大学, 医学部, 助教 (90345687)
キーワード心理ストレス / 性機能障害 / メラノコルチン系
研究概要

平成21年度は20年度に引き続き心理ストレス負荷による雄性ラットの生殖行動低下に対するメラノコルチン受容体(MC3R/4R)作動薬(Melanotan II)投与の影響を行動学的に評価した。心理的ストレス負荷はまず急性ストレスとして水回避ストレスを採用した。水回避ストレス負荷による雄性ラット生殖行動(intromision潜時、射精頻度などで評価)の減弱を確認し、さらにMelanotan II腹腔内投与(ストレス負荷後)は生殖行動の部分的回復をもたらした。ただ回復の程度は不十分であり、投与量、投与タイミング、投与経路などの条件を変えさらに検討中である。
また問題点としてメラノコルチン受容体作動薬投与による生殖行動の回復は全般的な活動性の回復を反映している可能性がある。よって生殖行動に影響を与えていることを確認するためにさらに詳細な生殖行動の観察とともに全般的な活動性の観察が必要である。
「研究計画」では触れていなかったが生殖行動観察の1つとして勃起機能の観察も加えて行った。メラノコルチン受容体作動薬投与により陰茎海綿体内圧の上昇がコントロール群で確認された。つまり末梢性にも生殖行動に影響を与えた新しい知見であり、新規の末梢性の勃起障害治療薬の開発につながる可能性がある。
雌性ラットでもストレス負荷後にMelanotan II腹腔内投与を行い、性行動テストを行ったが有意な変化は未だ確認されていないが、投与条件を変え検討中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Effect of Corticotropin-Releasing Factor Receptor Antagonist on Sexual Behavior Suppressed by Psychological Stress in Male Rats2010

    • 著者名/発表者名
      Yoshiji Miwa, Keiko Nagase, Osamu Yokoyama
    • 学会等名
      The 4th Greatwall International Andrology Forum
    • 発表場所
      Shenzhen, China
    • 年月日
      2010-03-19

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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