研究課題/領域番号 |
20591921
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
楢原 久司 大分大学, 医学部, 教授 (60211447)
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研究分担者 |
河野 康志 大分大学, 医学部, 講師 (40274758)
奈須 家栄 大分大学, 医学部, 准教授 (30274757)
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キーワード | 血小板活性化因子 / 絨毛 / 脱落膜 / 着床 / 血管新生 |
研究概要 |
ヒト胚および絨毛の脱落膜への侵入に際し、絨毛と脱落膜の接点において、胚由来のPAFが血管新生のいかなる制御に関わっているかを明らかにすることを目的として研究を計画した。 子宮筋腫摘出時に採取された子宮内膜を細切後、0.25%collagenase処理し、遠心し、その後60μmメッシュを通過させて子宮内膜腺細胞と間質細胞を分離した。間質細胞をMPAおよびdb-cAMPとともに培養し、脱落膜化させる。培養上清のprolactinの産生を脱落膜化の指標とした。また、初期妊娠や子宮外妊娠の子宮内容除去術時に採取された絨毛及び脱落膜を同様にcollagenase処理し、非連続的比重遠心法により脱落膜細胞を分離した。得られた間質細胞、および、脱落膜細胞を10%FCS加PRMIまたはIMDMの培養液で2×10^5cells/wellづつ培養すした。特に、得られた絨毛および脱落膜細胞の浮遊液については、種々の細胞表面マーカーを用い、FACSによりその細胞成分の構成について評価した。体外受精時に得られた受精卵、未受精卵、または、胞胚の培養上清中のVEGF、baslc FGF、angiogeninをELISA法を用いて定量した。結果を解析中である。
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