(1)Death-associated Protein Kinase (DAP kinase)のsiRNAを用いたノックダウン実験による抗癌剤感受性制御の解析: (1)DAP kinaseノックダウンによる抗癌剤感受性回復現象の特異性の解析:独自に樹立した子宮内膜癌細胞株(親株および抗癌剤耐性株)を用いたDAP kinaseノックダウンにより、5FU耐性が克服されたが、CDDP耐性は克服されないことを証明した(論文執筆中)。 (2)子宮内膜癌細胞のDAP kinaseノックダウンによりFasシグナルが増強されること、それがTRAILシグナルに起因することを証明した(論文執筆中)。 (3)ある種の子宮癌細胞、肉腫細胞のDAP kinaseノックダウン実験により、癌細胞のアポトーシスが促進されることを証明した(論文執筆準備中)。 (2)脱メチル化処理によるDeath-associated Protein Kinase (DAP kinase)発現の調節と抗癌剤耐性度変化の解析:子宮頸癌細胞株の親株と抗癌剤耐性株を用いた実験系で、脱メチル化処理によりDAP kinase発現を制御することにより、特定の抗癌剤感受性が回復することを証明した。さらに、随伴する各種制御分子の発現変動を解析した(論文執筆準備中)。 (3)Death-associated Protein Kinase (DAPkinase)機能欠損変異マウスを用いた、抗癌剤反応性の解析:DAP kinaseノックアウトマウスを用いた実験系で、CPT-11投与マウスにおける卵巣顆粒膜細胞アポトーシスがノックアウトマウスでは著しく特異的に阻止することを証明した。
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