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2009 年度 実績報告書

中耳真珠腫の再発防止に関する治療戦略

研究課題

研究課題/領域番号 20591974
研究機関新潟大学

研究代表者

高橋 姿  新潟大学, 医歯学系, 教授 (10154824)

研究分担者 山本 裕  新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (10313545)
キーワード中耳真珠腫 / 乳突削開術 / 乳突腔充填術 / 遺残性真珠腫
研究概要

中耳真珠腫の手術治療に用いられる自家組織の骨パテを用いた乳突充填術の安定性を検証し、充填乳突腔に真珠腫上皮が遺残した場合の術後変化について組織学的な検討を加えるため、マウスを用いて実験を開始した。
具体的には、全身麻酔下にマウスに耳後部切開を加え、中耳骨胞に小孔を開け骨胞内の骨隔壁を掻破し側頭骨から集めた骨粉を充填する乳突腔充填モデルを作成した。また、遺残性真珠腫のモデルを耳介皮膚上皮を乳突充填術後の骨胞内に留置することにより作成した。1ヶ月後、3ヶ月後に深麻酔下に潅流固定し中耳骨胞を採取、脱灰後に凍結切片を作成した。骨粉の採取はマウス頭蓋骨が菲薄なためやや困難ではあったが、以上の実験系を確立することができた。
今後はヘマトキシリン・エオジン染色による組織の形態観察、さらには免疫組織学的手法を用いて炎症細胞浸潤や各種サイトカインの発現を確認し研究を発展させていく予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Cholesteatoma surgery with mastoid obliteration and ossiculoplasty using autograft cortical bone2009

    • 著者名/発表者名
      高橋姿
    • 学会等名
      27th Politzer Society Meeting
    • 発表場所
      イギリス ロンドン
    • 年月日
      20090903-20090905
  • [学会発表] 乳突充填術後の遺残性真珠腫の検討2009

    • 著者名/発表者名
      高橋姿
    • 学会等名
      第110回日本耳鼻喉科学会総会
    • 発表場所
      ザ・プリンスパークタワー東京
    • 年月日
      20090514-20090516

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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