研究課題
基盤研究(C)
動物内耳ではナトリウム利尿ペプチド受容体が内耳及び内リンパ嚢上皮にみられた。内耳,全身へ投与しても,生理用量では聴覚,内耳形態に変化がなかった。しかし,CNPノックアウトマウスでは有意に聴力障害が生じていた。ヒト内リンパ嚢ではANP受容体が発現し,臨床例からはBNPが内リンパ水腫形成と関連していることが示唆された。本研究ではナトリウム利尿ペプチドが内耳水・電解質代謝に関与する傍証は得られたが,そのメカニズムには依然多くの不明点がある。
すべて 2010 2008
すべて 学会発表 (2件)