日本人の加齢黄斑変性(AMD)の感受性遺伝子に関する研究を行い、ARMS2/HTRA1、CFH、CFI、RDBP、SKIV2L、CD36などの遺伝子多型と狭義AMDあるいはポリープ状脈絡膜血管症(PCV)との間の関連性を証明した。また、エラスチン遺伝子多型においては狭義AMDとPCV間で関連性が異なることを発見した。さらに、光線力学療法(PDT)の治療効果とAMDの表現型や遺伝子多型との関連を調べ、PDTの効果とAMDの病型やARMS2/HTRA1、CFHの遺伝子多型間に有意な関連性があることを証明した。
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