研究課題
基盤研究(C)
近年、単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)のウイルス下のみをウイルスゲノムを遺伝子工学的に改変することによりがん細胞で選択的に複製する変異HSV-1の作製が可能となった。これによりがん特異的な殺細胞効果を得ることができ、新たな癌治療の手段として注目されている。今回ヒト神経芽腫モデルを用いて改変単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)であるT-01の抗腫瘍効果につき検討した。T-01はヒト神経芽腫細胞株に対し強い殺細胞効果を示した。ヌードマウスに神経芽腫細胞株を移植した系での検討でもT-01は有意に腫瘍増殖を抑制する効果を示した。従来の抗がん剤との併用では相加・相乗的な効果はなくむしろ拮抗的な効果を示した。これらを受け、従来の抗がん剤治療との併用ではなく、寛解維持など他の場面での臨床応用の可能性を模索していく予定である。
すべて 2011 2010 2009 2008
すべて 雑誌論文 (15件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)
Pediatr Surg Int. 27
ページ: 225-230
BIO Clinica 26(4)
ページ: 33-37
Clinical Neuroscience 29(2)
ページ: 229-231
Gene Therapy and Regulation 5(1)
ページ: 101-111
Int J Urol. 17
ページ: 20-30
J Pediatr Surg. 45
ページ: 2293-2298
Biotherapy 24(6)
ページ: 443-447
日本臨床68(増刊号10新時代の脳腫瘍学-診断・治療の最前線)
ページ: 473-477
脳神経外科速報 20(7)
ページ: 798-806
感染・炎症・免疫 40(1)
ページ: 81-83
BRAIN and NERVE 61(7)
ページ: 815-822
Cell Adh Migr. 2
ページ: 208-213
Frontiers in Bioscience 13
ページ: 2060-2064
ゲノム医学 8(3)
ページ: 173-181
分子細胞治療 7(2)
ページ: 129-134
https://www.landesbioscience.com/curie/chapter/4898/