研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は皮弁手術などの後に生じる一過性虚血後の脱毛について、そのメカニズムを明らかにすることである。皮弁の虚血モデルを作成したところ、脂肪層まで入り込む活動期毛包と真皮層に留まる休止期毛包では虚血ストレスに対する耐性が異なり、ある一定の虚血ストレスを与えると活動期毛包だけが選択的に脱毛することが明らかとなった。さらに、形態的に同一の毛包細胞でありながら,休止期毛包細胞と活動期毛包細胞で耐性に違いが生じる要因の一つとして小胞体ストレス応答機構が関与している可能性が示唆された。
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