研究課題
基盤研究(C)
我々が新規に開発したLYVE-1抗体を含む免疫組織化学を用いて、脈管奇形の病的脈管の詳細な病理学的解析を行った。本研究では、リンパ管奇形や静脈奇形等、同じ脈管奇形に分類されている病的脈管であっても、その内皮細胞識別マーカーの発現性の相違が証明された。すなわち、それらの脈管奇形は病理発生学的に同一起源ではない可能性が示唆されるものである。また、本技術を応用することで各種微小脈管の正確な病理診断が容易になり、消化器の早期癌の微少リンパ管浸潤の正確な診断や、冠動脈疾患においても治療方針決定に有用であることが証明された。
すべて 2010 2009 2008 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (2件)
Anticancer Res 30
ページ: 1897-1903
Circulation 120
ページ: 376-383
J Eur Acad Dermatol Venereol 22
ページ: 168-173
Cancer 112
ページ: 924-933
Histopathology in press