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2010 年度 実績報告書

難治性潰瘍に対する酸素環境設計と新しいバイオマテリアルによる血管新生療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20592105
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

市岡 滋  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60306272)

キーワード再生医学 / 創傷治癒学
研究概要

高齢化や生活習慣病の蔓延によって褥瘡、糖尿病、血管病変などに起因する慢性創傷・難治性潰瘍が急増している。とくに足潰瘍難治化による下肢切断はQOLのみでなく生命予後・医療経済にも重大な影響を及ぼすためこれまでにない強力な創傷治癒促進療法が望まれている。創傷治癒過程では血管新生というプロセスが鍵を握っていることに異論の余地はなく、治療のポイントはいかに血管新生を促進して修復・再生を誘導するかである。
本研究では最適酸素供給効率に基づく生体内環境設計の下新しいバイオマテリアルによる強力な血管新生療法を開発する。開発技術の「実用化」の可能性を高めるために、可能なかぎり既に臨床場で用いられている実績のある材料・薬剤を組み合わせることにより開発を進める。
昨年度までにコラーゲンとポリグリコール酸の共重合によるナノファイバーを試作し、同バイオマテリアルが創傷治癒血管新生に及ぼす影響を微小循環可視化モデルで検証した本年度までに異なる酸素環境下における創傷治癒をin vivoで検証し局所酸素療法の臨床応用に着手した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Hydroxyurea-induced foot ulcer in a case of essential thrombocythaemia2010

    • 著者名/発表者名
      Tsuchiya S
    • 雑誌名

      J Wound Care

      巻: 16 ページ: 361-364

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 糖尿病における創傷治療2010

    • 著者名/発表者名
      市岡滋
    • 雑誌名

      糖尿病合併症

      巻: 24 ページ: 198-201

  • [雑誌論文] 炭酸泉浴による創傷治癒効果の実験的検討2009

    • 著者名/発表者名
      南村愛
    • 雑誌名

      日本形成外科学会会誌

      巻: 29 ページ: 226-229

    • 査読あり
  • [学会発表] 透析患者のLimb Salvageと創傷ケア2010

    • 著者名/発表者名
      市岡滋
    • 学会等名
      第55回(社)日本透析医学会学術集会
    • 発表場所
      神戸国際会議場
    • 年月日
      2010-06-20
  • [図書] 下肢潰瘍ケアのコツ:新・心臓病診療プラクティス血管疾患を診る・治す2010

    • 著者名/発表者名
      市岡滋
    • 総ページ数
      373
    • 出版者
      文光堂

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公開日: 2012-07-19  

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