研究概要 |
唾液分泌のコントロールは,おもに自律神経支配のもとでおこなわれている.下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ポリペプチド(Pituitary Adenylate Cyclase Activating Polypeptide : PACAP)はヒツジの視床下部から単離,構造決定された神経ペプチドで,現在では多数の機能を持つ神経ペプチドとして種々の組織に認められている.本研究では, C57BL/6マウスの若齢マウス(8週齢)と高齢マウス(8か月齢)の三大唾液腺(耳下腺,顎下腺,舌下腺)を採取し, PACAPとそのレセプターであるPAC1Rの分布について,比較検討を行った.
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