研究課題/領域番号 |
20592151
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
村松 敬 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (00276982)
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研究分担者 |
山本 仁 日本大学, 松戸歯学部, 講師 (80265165)
河野 葉子 昭和大学, 歯学部, 准教授 (40195681)
下野 正基 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (00085771)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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キーワード | 歯牙形成性能 / 歯胚 / 歯乳頭 / 遺伝子導入 / 歯牙再生 |
研究概要 |
再生医療は発生生物学を中心とした形態形成メカニズムの研究に基づいて行われており、歯牙再生においても歯牙発生の研究が基礎となる。しかし歯牙発生においては再生させるのが難しく、現在までに完全な歯牙再生は実現されていない。歯原性上皮と間葉の相互作用の研究として、PalmerとLumsden(Arch Oral Biol 32:281-289,1984)の実験より歯牙形成に関与する遺伝子が胎生16日から生後3日の間に歯乳頭において消失されたことが推測される。そこで出生前後のマウス臼歯歯乳頭からRNAを抽出し、マイクロアレイにて比較検討し、出生前後で消失した遺伝子を検索したところ、Adamts4、Aldh1a2、Lef-1が減少することが明らかとなった。これらの遺伝子が本当に歯牙形成に関与しているのか明らかにするため、生後の歯髄細胞に遺伝子導入して、確認することを本研究では目的とした。その後、歯原性上皮との組み合わせてマウス腎臓被膜下に移植実験を行ったが、歯冠形成には至らなかった。本研究の結果からは、歯牙形成においてAdamts4、Aldh1a2、Lef-1、は歯牙形成には関与しているものの、生後歯髄においては歯牙形成には関与していないものと考えられた。
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