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2008 年度 実績報告書

唾液腺side population細胞における幹細胞活性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20592162
研究機関鶴見大学

研究代表者

美島 健二  鶴見大学, 歯学部, 准教授 (50275343)

研究分担者 斎藤 一郎  鶴見大学, 歯学部, 教授 (60147634)
井上 裕子  鶴見大学, 歯学部, 講師 (50367306)
山田 浩之  鶴見大学, 歯学部, 助教 (90267542)
小原 久実  鶴見大学, 歯学部, 助教 (70454163)
キーワードSP細胞 / 唾液腺 / LRC
研究概要

幹細胞は長期にわたり分裂しない静止期の細胞であると考えられており、bromodeoxyuridine (BrdU)投与後に、その長期保持細胞(LRC)として検出が可能である。このことを応用して、幹細胞の濃縮した分画としてマウス顎下腺から採取したSP細胞が、実際に唾液腺幹細胞を多数含んでいるか否かを明らかにするため、SP細胞中のLRCの割合を明らかにした。すなわち、生後3日齢のC57BL/6マウスの皮下に3日間連続、1日朝、晩2回50μg/gのBrdUを投与する。投与10週後に採取した顎下腺組織をcollagenase (Type I,750units/ml)とhyarulonidase (Type IV,500units/ml)で37℃,40分間消化後100mmのメッシュを通した後、0.05%のTrypsinにより消化、分散後、37℃,1.5時間ヘキストにて染色した。Flow cytometryによりヘキスト陰性分画として採取されたSP細胞の割合は約0.5%で、同分画はBcrplのinhibitorであるreserpineにより消失することが確認された。次に、採取したSP細胞のサイトスピン標本を作製し、メタノール固定後、2NHC1処理によりDNAを変性させ、抗BrdU抗体により免疫組織化学的にBrdU陽性細胞を検出した。標本をヘマトキシリンにて核染後、1000細胞中のBrdU陽性細胞の割合を算出した結果、SP細胞で約5%、non-SP細胞で約3%と殆ど差は認められなかった。従って、SP細胞分画に存在するLRCは少数で、組織幹細胞が濃縮されている可能性は低いと考えられた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 細胞移入療法による外分泌腺修復の試み2008

    • 著者名/発表者名
      美島健二
    • 学会等名
      東京アンチエイジングアカデミー
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2008-06-05
  • [備考]

    • URL

      http://ccs.tsurumi-u.ac.jp/dental/kouza/byouri/index.htm

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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