研究課題
基盤研究(C)
本研究において、慢性の末梢炎症に対して髄膜-グリア連関は若齢ではニューロン保護的に、中年では逆にニューロン傷害的に作用し、髄膜バリア機能も破綻することが明らかとなった。中年ラットにおいて末梢炎症に伴って主にミクログリアに発現するIL-1βは密着結合タンパク質occludinの発現を有意に低下させることから、髄膜バリア機能も破綻においてIL-1βが中心的な役割を果すことが強く示唆された。さらに、中高年においては髄膜バリア機能の破綻ならびに脳炎症反応において中心的な役割を担っているミクログリアからのIL-1βの産生分泌においてカテプシンBが必須酵素として関与することが明らかとなった。
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