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2008 年度 実績報告書

NF-κB,p65のリン酸化の生理的および炎症反応における役割

研究課題

研究課題/領域番号 20592179
研究機関九州歯科大学

研究代表者

松尾 拡  九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (70238971)

研究分担者 自見 英治郎  九州歯科大学, 歯学部, 教授 (40276598)
福島 秀文  九州歯科大学, 歯学部, 助教 (70412624)
キーワードNF-кB / リン酸化 / 炎症反応
研究概要

【目的】転写因子NF-кBのp65サブユニットの転写活性領域には幾つかのセリン残基が存在し、セリン残基のリン酸化がp65の転写活性に重要な役割を担っている可能性が報告されている。特に276番目(S276)および536番目(S536)のセリン残基の重要性が唱えられているが、これらのリン酸化の生理的役割について統一した見解は得られていない。また培養細胞を用いた実験では、発生過程や特異的な臓器・組織での役割が解明できないことが最大の欠点である。そこで2つのセリン残基をそれぞれアラニンに置換したノックインマウス(S276およびS536A)を作製し、各々のリン酸化の役割を検討する。【方法】マウスp65ゲノム遺伝子をクローニングし、276番目および534番目のセリンをアラニンに置換したコンストラクトを作製し、相同組換えによって各々のノックインマウスを作製し、解析する。【結果】S276Aマウスの殆どは胎生致死であったが、その表現形は多様であり、眼の異常が認められるものもあった。S534Aヘテロマウスを交配し、S534Aマウスを得た。しかしながら、今のところS534Aマウスの明らかな表現型は認められず、交配も可能である。今後組織、細胞レベルでの解析を行う予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Repression of gene expression by unphosphorylated NF-кB p65 through epigenetic mechanisms.2008

    • 著者名/発表者名
      Dong J, Jimi E, Zhong H, Hayden MS, Ghosh S
    • 雑誌名

      Genes and Development 22

      ページ: 1159-1173

    • 査読あり
  • [学会発表] Regulation of gene expression by phosphorylated NF-кB, p652008

    • 著者名/発表者名
      Eijiro Jimi
    • 学会等名
      第31回日本分子生物学会年会、第81回日本生化学会大会合同大会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2008-12-11

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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