研究課題
本研究においては舌筋、咀嚼筋の発生におけるmiRNAの機能を解析し、体肢の筋と比較することにより咀嚼筋との違いを明らかにする。さらに舌筋、咀嚼筋の発生におけるmiRNAの機能を促進または抑制する薬物を探求し、舌筋、咀嚼筋の再生療法、筋萎縮を防止する薬物やサプリメントを開発するための基礎的なデータを得ることを最終目的としている。昨年度は、発生過程にある舌筋、咀嚼筋におけるmiRNAの発現パターンを、miRNAアレイを用いて網羅的に解析を行った。その結果、舌筋細胞の分化が活発に進行している胎齢13~15日のマウス舌に、これまで骨格筋発生に関与が報告されていないmiR-199の顕著な発現が観察された。本年度はReal-time PCR法とin situ hybridization法により発現量の測定と局在を解析することを目的として研究を行った。miR-1、24、199、snoRNAのReal time PCR法のためのRNAの分離・精製、逆転写などの解析条件を確立した。またmiRNA定量のためにはsnoRNAをもちいてnormalizationすることが最適であることを明らかにした。さらに胎齢11~15日のマウスより舌を摘出しmiRNAを分離・精製した。来年度は解析を開始する予定である。また、in situ hybridization法のための条件も確立した。胎齢11~15日のマウスより舌を摘出しエタノール固定を終了した。やはり来年度は解析を開始する予定である。
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