研究課題/領域番号 |
20592195
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
菅原 由美子 東北大学, 病院, 助教 (30235866)
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連携研究者 |
酒井 梓 東北大学, 病院, 医員 (90463778)
菅原 俊二 東北大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (10241639)
笹野 高嗣 東北大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (10125560)
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研究協力者 |
伊藤 あゆみ 東北大学, 大学院・歯学研究科, 大学院生
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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キーワード | 口腔粘膜 / 免疫応答 / 口腔粘膜疾患 / サイトカイン / 自己免疫疾患 / T細胞 |
研究概要 |
IL-17はIL-6とTGF-ssの誘導で分化したTh17からIL-23の作用で産生され、上皮細胞や線維芽細胞などからの炎症メディエーターの産生を誘導し炎症性疾患や自己免疫疾患に関与している可能性がある。IL-18は多様な生物活性をもつサイトカインであり、IL-12存在下でTh1への分化とIFN-γの産生を誘導し、非存在下でTh2への分化を誘導し上皮細胞からも産生され、炎症性疾患や自己免疫疾患に関与している可能性がある。SS唾液腺組織ではIL-18およびIL-17を著明に発現しており、SS唾液腺に浸潤するリンパ球は主にCD4^+T細胞で、その多くでIL-17を発現していた。SS 患者の唾液腺組織に発現しているIL-18は、Th17が産生するIL-17と共同して炎症性サイトカインやケモカインの産生を誘導することにより、SSにおける唾液腺の病態発現機序に関与する。
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