研究課題/領域番号 |
20592213
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
合田 征司 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (70351476)
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研究分担者 |
堂前 英資 大阪歯科大学, 歯学部, 助教 (50454559)
池尾 隆 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (40159603)
堂前 尚親 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (60115889)
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キーワード | 歯学 / 細胞・組織 / シグナル伝達 / 蛋白質 |
研究概要 |
今年度は、CXC12刺激によるI型コラーゲンへの浸潤能を検討した。CXCL12刺激によりT細胞株Jurkat細胞のI型コラーゲンへの浸潤能は濃度依存性に増強し、さらにJAK2のリン酸化が認められた。そこでJAK2のプラズミドpIRES2-EGFP JAK2を作製しJurkat細胞に発現させ、タンパク質の発現をFACS(当大学所有)にて確認した。JAK2が過剰発現した細胞を用いてI型コラーゲンへの浸潤能をFACS(当大学所有)にて解析した。次に、CXCL12架橋刺激による細胞内タンパク質のチロシンリン酸化状態を検討した。Jurkat細胞をCXCL12により刺激し、細胞を1% TritonX-100、Protease inhibitor、Phoshatase inhibitor存在下で可溶化し、タンパク質分離泳動装置とパワーサプライ(当大学所有)を用いてSDS/PAGEで分離後ナイロン膜上に転写し、抗リン酸化抗体を用いたWestern blotting法により、細胞内タンパク質のチロシンリン酸化状態を検出した。CXCL12刺激によるJAK2結合細胞内シグナル伝達物質の同定をおこなった。可溶性タンパク質を抗JAK2抗体で免疫沈降を行い、Western blotting法によりLATとSLP-76などのリン酸化状態を検出した。JAK2を過剰発現させたJurkat細胞では、I型コラーゲンへの浸潤能の浸潤は増強したが、CXCL12刺激でのI型コラーゲンへの浸潤能の増強は認められなかった。そこで現在JAK2をKnockdownさせた細胞を作製中である。
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