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2009 年度 実績報告書

Sr-CaPO4複合体を応用した自己修復能を有する接着システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20592227
研究機関広島大学

研究代表者

白井 憲一  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (20325179)

研究分担者 鈴木 茂樹  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (30549762)
西村 英紀  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (80208222)
キーワードSr / XPS / CaPO4 / 象牙質再石灰化 / 接着システム
研究概要

コンポジットレジンは臨床家、基礎研究者および製造業者の連携により目覚しい進歩を遂げてきた。しかし、コンポジットレジン修復では、宿命的なレジンの重合収縮により、窩壁とレジンの間にコントラクションギャップが生じ、特に光重合型レジンでは重合収縮の方向性から窩底部においてギャップが発生する傾向がある。これらに対する解決策の一つとしてより強力な歯質に対する接着材が開発され、一応の成果を挙げている。しかしながら、その場合、重合収縮時の応力が辺縁のエナメル質に働いて、微小な亀裂を生じ、場合によってはレジンが破折することが指摘されている。故に本研究では、このコントラクションギャップを再石灰化象牙質で修復することを目的とし、ストロンチウム・カルシムリン酸塩粉体を添加した新規接着システムの開発を行った。
機能性モノマーの3次元分子構造がストロンチウム・カルシウムリン酸塩複合体への接着特性に及ぼす影響は明らかである。ストロンチウム・カルシウムリン酸塩複合体を添加した接着システムの試作を目的に代表的な機能性モノマーである10-MDPおよび4-META等のカルボキシル基の位置、数を変えた分子について、その接着機能を検討した。
その結果、どの機能性モノマーにおいても有意な差は認められなかった。
次年度は歯髄細胞を用い再石灰可能の影響を検討する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 新たな審美修復材料2009

    • 著者名/発表者名
      河田俊嗣, 他11名
    • 雑誌名

      広島大学歯学会雑誌 41

      ページ: 121-125

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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