研究課題
基盤研究(C)
難治性根尖性歯周炎の病態を解明するため、炎症メディエーターである一酸化窒素(NO)と糖化最終産物受容体(RAGE)および炎症防御に関係するmidkineに着目した。根尖病巣を免疫組織学的、分子生物学的に検索した結果、NOとmidkineは血管内皮細胞で共発現していた。RAGEの発現は内皮細胞で強く、そのリガンドであるAGEと共発現していた。また、midkineを発現した内皮細胞はケモカインも共発現していたことから、内皮細胞が中心となり、発現されるNOとRAGEが炎症を惹起する一方、midkineが炎症の防御を担っている可能性が示唆された。
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Journal of Endodontics 37(in press)