歯の神経には多くの役割があり、神経を取ったときの最大の問題は歯が折れやすくなることである。そのため、できるだけ神経を取らないように治療することは非常に重要である。本研究は齲蝕や外傷によって露出した神経を保護する新規材料の開発に関するものである。今回、5-aminoimidazole-4-carboxamide-1-β-4-ribofuranoside、Titanium Medical Apatite、Calcium Phosphate Cementなどの各種材料が、歯髄保護材として使用できるかどうかを細胞や実験動物を使用して基礎的に評価したところ、条件によっては高い生体親和性と分化の促進が認められた。
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