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2010 年度 実績報告書

全部床義歯補綴の難易度・補綴効果・予後を左右する要因の解析と予測

研究課題

研究課題/領域番号 20592257
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

平野 滋三  東京医科歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (10262205)

研究分担者 飼馬 祥頼  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (30401326)
金澤 学  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (80431922)
水口 俊介  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (30219688)
佐藤 佑介  東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 助教 (10451957)
キーワード全部床義歯 / 難易度 / 祈綴効果 / 予後
研究概要

全部床義歯はその維持安定を被圧縮性に冨む顎堤粘膜に負うため、これちの条件によつてその難易度が大きく変化する。さらに、上下顎堤間の大きな空間の中に人工歯の配列位置や適切な研磨面形態、床縁の位置が設定されるため、義歯の形態は各患者間で、あるいは術者の技量によって非常にバリエーションが大きいものとなり、それらが義歯の予後に大きく関わる。それに加え、高齢患者が多いことによる全身状態の影響や認知症などの義歯受容能力の影響により治療を受けることができる能力にばらつきがある。このように全部床義歯補綴の難易度・補綴効果・予後を左右する要因は多様で、それぞれの要因の変動幅も大きい。本研究は、これらの多数の要因を整理し、相互関係を明確にし、全部床義歯補綴の効果や予後を正確かつ定量的に予測できる手法を確立することを最終目的とする。22年度は前年に引き続き、D6学生臨床実習試験ケースの患者、および全部床義歯補綴学分野に所属する歯科医師が担当する無歯顎患者に対して以下の項目のデータを蓄積した。
A.口腔内の診査:無歯顎顎堤の断面形態、幅、粘膜の厚み、フラビーガムの有無、唾液分泌量、口蓋隆起・下顎隆起の有無顎関節症状オーラルディスキネジア義歯使用経験、今までに製作した全部床義歯の個数
B.旧義歯の評価
1.義歯満足度評価用アンケート
2.咀嚼力判定用ガム(消耗品請求)による咀嚼能力測定
色彩色差計(CR-13,コニカミノルタ、現有設備)を用いて測色
3.プレスケールによる咬合力・咬合バランスの測定
C.新義歯の評価
新義歯装着・調整終了後に旧義歯に実施した項目について同様に調査し、新義歯製作開始から装着までの治療回数、装着から調整終了までの調整回数および期間について評価し難易度を表す指標を検討評価した。

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公開日: 2012-07-19  

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