研究概要 |
近年,アゴの痛みや口が大きく開けられないといった訴えで歯科を受診する患者が増えています.この患者の中に無意識に上下の歯を接触させる癖を持っている方が多く認められます.この癖は無意識に脳からの司令により行われているので,脳の神経活動の状態を調べることが重要です.脳の活動に関しては頭に光を照射し,その光の吸収量の変化から脳の活性化状態を把握することができます.この手法を用いて調べた結果,無意識に上下の歯を接触させる癖を持っている方は前頭部の右側付近の活動状態が低下していることが分かりました.
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