高強度セラミック修復物の長期経過安定に関する研究

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20592288
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 補綴系歯学
• 研究機関: 日本大学
• 研究代表者: 小峰 太 日本大学, 歯学部, 講師 (90287657)
• 連携研究者: 松村 英雄 日本大学, 歯学部, 教授 (40199857)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: セラミックス / 修復物 / 接着強さ / 長期安定

研究概要

この研究は、セラミックスを使用した歯の修復物(被せもの)がより長期にわたりお口の中で機能することを目的としている。この研究結果から、歯の色を再現する材料(セラミックスあるいはレジン)を基礎の材料(高い強度のセラミックス)に築盛する際は、それら材料の特性(特に熱膨張係数)を考慮する必要がある。レジンで歯の色を再現する際は、基礎材料の表面に対する適切な処理材の使用が重要である。セラミックスを使用した修復物の歯への適合は、臨床的に問題のない状態である。

研究成果

• [雑誌論文] Effect of cooling rate on shear bond strength of veneering porcelain to a zirconia ceramic material. (2010)
  • 著者名/発表者名: Komine F, Saito A, Kobayashi K, Koizuka M, Koizumi H, 松村英雄
  • 雑誌名: J Oral Sci 52 ページ: 647-652
  • 査読あり
• [雑誌論文] Current status of zirconia-based fixed restorations. (2010)
  • 著者名/発表者名: Komine F, Blatz MB, Matsumura H
  • 雑誌名: J Oral Sci 52 ページ: 531-539
  • 査読あり
• [雑誌論文] A comparison of bond strength of layered veneering porcelains to zirconia and metal. (2010)
  • 著者名/発表者名: Saito A, Komine F, Blatz MB, Matsumura H
  • 雑誌名: J Prosthet Dent 104 ページ: 247-257
  • 査読あり
• [雑誌論文] Shear bond strength between an indirect composite veneering material and zirconia ceramics after thermocycling. (2009)
  • 著者名/発表者名: Komine F, Kobayashi K, Saito A, Fushiki R, Koizumi H, Matsumura H
  • 雑誌名: J Oral Sci 51 ページ: 629-634
  • 査読あり
• [雑誌論文] Influence of priming agents on the short-term bond strength of an indirect composite veneering material to zirconium dioxide ceramic. (2009)
  • 著者名/発表者名: Kobayashi K, Komine F, Blatz MB, Saito A, Koizumi H, Matsumura H
  • 雑誌名: Quintessence Int 40 ページ: 545-551
  • 査読あり
• [雑誌論文] Influence of convergence angle and cement space on adaptation of zirconium dioxide ceramic copings. (2008)
  • 著者名/発表者名: Iwai T, Komine F, Kobayashi K, Saito A, Matsumura H
  • 雑誌名: Acta Odontol Scand 66 ページ: 214-218
  • 査読あり
• [雑誌論文] アルミナセラミックスを用いたラミネートベニア修復 (2008)
  • 著者名/発表者名: 小峰太、小林一久、齋藤文子、松村英雄
  • 雑誌名: 歯科審美 21巻 ページ: 20-25
  • 査読あり
• [学会発表] ジルコニアと陶材焼付用合金に対するレイヤリング陶材の焼付強さの比較 (2010)
  • 著者名/発表者名: 齋藤文子、小峰太、小林一久、小泉寛恭、大森実、佐田二三夫、島田百子、庄司力、津江明伸、松村英雄
  • 学会等名: 平成22年度(社)日本補綴歯科学会東京支部総会・第14回学術大会
  • 発表場所: 昭和大学上條講堂、東京
  • 年月日: 2010-10-17
• [学会発表] プライマー処理がジルコニアと間接修復用コンポジットのせん断強さに及ぼす影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小林一久、小峰太
  • 学会等名: 第40回(社)日本口腔インプラント学会学術大会
  • 発表場所: 札幌コンベンションセンター、北海道
  • 年月日: 2010-09-18
• [学会発表] ジルコニアと間接修復用コンポジットの接着強さに水中熱サイクル負荷が及ぼす影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小林一久、小峰太、齋藤文子、伏木亮祐、肥塚舞、浅野澄明、金子行夫、大島亜希子、小泉寛恭、松村英雄
  • 学会等名: 平成21年度(社)日本補綴歯科学会東関東支部総会・第13回学術大会
  • 発表場所: 浦和ロイヤルパインズホテル、埼玉
  • 年月日: 2010-02-14
• [学会発表] 診断用ワックスアップに基づく審美歯科治療 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小峰太、小林一久、齋藤文子、松村英雄
  • 学会等名: 第20回日本歯科審美学会学術大会
  • 発表場所: きゅりあん、東京
  • 年月日: 2009-09-20
• [学会発表] ジルコニアの表面処理が間接修復用コンポジットとの接着強さに及ぼす影響 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小林一久、小峰太、齋藤文子、伏木亮祐、小泉寛恭、松村英雄
  • 学会等名: 第27回日本接着歯学会学術大会
  • 発表場所: 仙台市福祉プラザ、宮城
  • 年月日: 2009-02-22
• [学会発表] 支台歯テーパー角およびセメントスペース量がジルコニアコーピングの適合に及ぼす影響 (2008)
  • 著者名/発表者名: 岩井貴之、小峰太、小林一久、齋藤文子、伏木亮祐、吉成勝海、大谷一紀、大坪卓史、金子行夫、松村英雄
  • 学会等名: 平成20年度(社)日本補綴歯科学会東京支部・関越支部合同学術大会
  • 発表場所: 日本歯科大学生命歯学部、東京
  • 年月日: 2008-10-18