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2008 年度 実績報告書

接着ブリッジの有用性を口腔外/口腔内で検証する

研究課題

研究課題/領域番号 20592302
研究機関長崎大学

研究代表者

田上 直美  長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (70231660)

研究分担者 井手 孝子  長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (00291534)
柳田 廣明  長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (20380925)
田中 卓男  鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 教授 (40113584)
松村 英雄  日本大学, 歯学部, 教授 (40199857)
キーワード接着ブリッジ / 接着性レジンセメント / 疲労限界 / アルミナサンドブラスト / 金属接着性プライマー / 疲労試験
研究概要

当該年度に於いては,研究実施計画における接着ブリッジの口腔外検証を行った.
接着ブリッジ装着の前処理としてはアルミナサンドブラスト処理が有用であることが知られているため,金銀パラジウム合金及びチタン合金(Ti-6AI-7Nb)における最適なサンドブラスト圧を検討することを目的に,合金と接着性レジンセメント(スーパーボンドC&B)との接着強さを比較検討した.その結果,双方の合金において0.6MPa圧で噴射した場合が最も高い値を示した.金銀パラジウム合金はチタン合金より高い接着強さを示したが,接着ブリッジとして用いる場合はメタルフレームが本実験より薄いため,高い圧で噴射した場合のフレームの変形の有無は今後の検討課題であると思われた.本研究結果は,論文化し既に受理された(印刷中).
当該年度では,交付申請に基づきオーバーホールを遂行した現有のサーボパルサ(島津製作所)を用いて,金銀パラジウム合金とスーパーボンドC&Bとの接着における疲労限界を,ステアーケース法を用いて計測した.その結果,サンドブラストのみとサンドブラスト後接着性プライマー(Vプライマー)を塗布したものを比較した場合,24時間後の接着強さには有意な差が生じた(サンドブラスト群38.6MPa,プライマー群40.5MPa)ものの,疲労限界には大差がみられなかった(サンドブラスト群25.2MPa,プライマー群26.9MPa).このことは,疲労限界にセメントの種類が大きく関与する可能性を示唆した.

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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