安静時痛をPain Visionで測定した「痛み度」と数値評価スケールNRSで比較した。痛み度とNRSに末梢神経障害性疼痛で正の相関があったが、口腔灼熱症候群では相関がなかった。主観的な痛みの強さに認知的影響を解明するため、痛みの破局的思考とNRSの相関を調査した。三叉神経痛でPCS総得点とNRS、顎関節症で反芻とNRS、口腔灼熱症候群でNRSと無力感、拡大視、PCS総数に正の相関であった。新たなペインスケールとして、VASやNRS等の主観的痛みスケール、痛み度、PCSを併記することを提案する。
|